老後の健康対策でいま必要な事

男性40代 matsuda-sさん 40代/男性 解決済み

現在40歳ですが、老後に関する悩みは沢山あります。年金はいくらもらえるのか、住宅は購入と賃貸どちらの方がよりのか、仕事は何歳まで続けられてその後の収入はどうなるのか、そしていくら必要なのか、何歳に死ぬのか、はたまた今年には死んでしまうのかなどなど。その中でも健康に関しては老後に生き方に大きく左右すると思っています。不健康であれば確実に出費は増え収入源がなくなる。そのために保険という手段があるが、正直ムダ金としか思っなく、できれば健康でいたいので今から意識はしています。ただ正直どうなるかわからないので、今意識していても老後介護が必要生活が強いられるかもしれないので、FPの観点から保険という手段以外でどうしたら良いものなのか聞いてみたい。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 年金・個人年金・iDeco
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/03/09

>年金はいくらもらえるのか
これは「ねんきんネット」で将来貰える年金がわかります。
登録まで少々時間がかかりますが・・・
因みに私は18年間サラリーマン生活して、以後自営業で、将来貰える老齢年金は月10万ちょいです。
サラリーマンは「老齢基礎年金」部分と、上乗せ部分である「老齢厚生年金」が出るので、
65歳までサラリーマンしている人に比べると全然少ないです。
今までの経緯を考えますと、「ねんきんネット」の金額より減るというのは考えにくいです。
ただ、寿命が一貫して伸びていて、質問者様くらいの世代だとたぶん100歳くらいまで生きることになると思いますので、当然財源は細ります。だから、公費(税金)で年金を更に補填するということは考えられます。今でも老齢基礎年金の半分は公庫から出ています。
また、今は物価がほぼ上がっていない状況ですが、これからはどうなるかはわかりません年金額が同じでも物価が高くなると生活は当然苦しくなります。ある程度物価に連動して年金額は調整されるようになってはいますが・・・


>住宅は購入と賃貸どちらの方がより(得?)のか
今40歳として、賃貸に100歳まで住み続けた場合の家賃を合計してみてください。
購入した場合も固定資産税とか、マンションの場合だと管理費とかかかりますが、
それでも余程の事が無い限り購入のほうが長い目で見れば安くつくはずです。
日本人は新築物件にばかり目を向けますが、日本の空き家率は約13%です。少子高齢化で人口は増えないのに新築物件は増え続けています。地方に行くと100万円程度で古民家が買えたりします。
また、賃貸物件だと高齢になると転居しようと思っても契約できなくなる可能性があります。賃貸物件というのは住めるかどうかは大家さん次第なのです。

>仕事は何歳まで続けられてその後の収入はどうなるのか
身体が動く限りは働けると思います。
くどいようですが少子高齢化で、特に地方だと若い働き手がいません。ベトナムやネパールからの技能実習生でそれを補ってますが、これらの国が経済発展すると安い賃金で雇うことは出来なくなると思います(中国がそうです)。今までは労働力が豊富だったので経営者は従順で物覚えがいい若い人を雇いたがりましたが、もうそんなことも言ってられない状況です。地方は少子高齢化が都会より進行してますので、70代で働いている人はいっぱいいます。肉体作業だけでなくパソコンとかを使う仕事なら更に仕事出来る年齢は伸びると思います。

>そしていくら必要なのか
「生活保障に関する調査」だと、「最低限の日常生活費」で平均22.1万円、「ゆとりのある生活のための上乗せ額」が14.0万円となっていますが、バラバラです。人によって違います。家を持ってる人と家賃払わない人だと当然全然違いますし、都会と地方でも違います。「ゆとりある生活費」の中には子どもや孫への資金援助も含まれます。因みに今どれくらい生活費が必要でその内訳は把握されてますでしょうか?もし今の生活費がわからないのなら将来の生活費は当然わかりません。

>何歳に死ぬのか
それは神のみぞ知るですが、今は平均年齢が男81歳、女87歳です。そして今の80歳後半というのは「昭和ひとケタ世代」で、かつては成長期に食料事情が悪かったので早死にすると言われていた世代です。その後の世代は当然もっと長生きすることでしょう。

>その中でも健康に関しては老後に生き方に大きく左右すると思っています
知人が先日81歳で人工関節の手術を受けました。それまではびっこを引いて歩いてましたが、普通に歩けるようになりました。いわゆる疾患でなくて加齢現象でも治療すれば治る時代です。そして治療すると金がかかります。貯金で全部備えるという考え方もありますが、少子高齢化になると医療費負担はこれから増えないと思うほうが不自然です。
また、今の時代年間100万人ががんに罹ると言われていますが(コロナは2021年2月現在で感染者出てから1年近く経ちますが40万人です)、がんの原因は6割が偶発的要因(運とも言います)です。(残りが遺伝的要因と生活習慣)健康に気を付けていれば病気ケガしないというのはちょっと楽観的ではないでしょうか?自分は宝くじ当てる能力があるというのと変わりません。

さて、今から何をすべきかを書いていきます。

①金利の高い金を借りない
もしカードローンやクレジットカードのリボ払いをしているようなら、今すぐ返済に向けて動きましょう。金利15%で100万円の金を借りると10年後には元利合計で300万円を超えます。こういう生活習慣があると老後生活になる前に生活が破綻します。

②なんとなく支出を見直す
加入している保険や、通信料金とそれに含まれる各種サービス・サブスクリプションは本当に必要なものでしょうか?毎月1,000円の支出でも年間だと1.2万円、10年間で12万円になります。自動引き落としになっているものについては中々意識が向かないものです。家計見直し相談をすると大体ムダな出費で毎月自動的に払われてるものが出てきます。
また、食費や遊興費など日々の支出についても、スマホ家計簿などを使ってかならず記録してください。記録していない時と比べて確実に節約効果が出ます。人間、数字を見ると意識が変わるのです。

③お金を増やす
前述のように、バブル以降日本の物価は変わらずに来ていましたが、政府は2%のインフレターゲットを掲げています。いっぽう銀行に預けていてもお金は増えません。資産運用を考えるべきです。
特にiDeCoは積み立てたお金相当分の所得税・住民税を減らせるので資産運用で増やせなくとも効果絶大です。ただし60歳までは積み立てたお金は引き出せません。生活に支障が出ない範囲での拠出を検討してみてください。

④65歳以降の家の目途を立てる
既に家を購入されているのでしたらいいのですが、先ほども述べた通り、65歳以降も賃料が発生するようですと老後生活は厳しくなります。
65歳までにローンを完済出来るような予算で家を購入することをお勧めします。
都会にお住まいでしたら、地方移住も選択肢になると思います。地方は若者が少ないので都会では中堅でも若手のように扱われます。活躍の場はあります。ただ、年齢を重ねると順応性の問題もあり移住へのハードルは高くなります。

⑤「老後」ではなく「65歳以降のライフプラン」を考える
所謂老後の不安というのは、65歳以降の人生をひとくくりにして考えているからだと思います。
それまでは、幼年期・少年期・学生時代・就職・結婚・子育て・・・とそれなりにステージ毎に考えていたのに、65歳以降はなんとなく大変だとしか考えていないから不安になるのです。
65歳以降、何歳から何歳まで自分がどういう生き方をしたいのか(お金の前にこのことを考えられない人が非常に多いです)をまずじっくり考えましょう。その世代の人たちの話を聞けばイメージが湧きます。愚痴や昔の武勇伝語りする人が少なくないのですが・・・(これから何をすべきかを考えないと過去にしか目を向けられない老人になります。気を付けましょう)

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