年金のいろいろ

男性50代 keic7-rancerzさん 50代/男性 解決済み

年金2000万円問題が一時期、盛んに報じられていました。政府は、私達国民に、年金に頼らずに、少しでも長く働き、公的年金以外の投資をして生活費を賄って欲しいと主張していると聞きました。そこで、私的年金である国民年金基金や、IDECOについて学ぼうと思いました。気になったのは、国民年金とその国民年金の付加保険料を払っている人は、国民年金基金に入る時に、付加保険料が重複するので、付加保険料の支払いを止める手続きをする必要があると知りました。国民年金基金の利率といいますか、経済的に得する金額は付加保険料により増額する金額だとするのでしたら、今の国民年金と付加保険料だけを払い続ける場合の経済的変わらないような気がしました。本当のところはどうなのでしょうか?よろしくお願いいたします。

1 名の専門家が回答しています

中村 真里子 ナカムラ マリコ
分野 年金・個人年金・iDeco
60代前半    女性

京都府 大阪府 兵庫県 奈良県

2021/03/09

こんにちは。ご質問ありがとうございます。
相談文にお書きの通り「国民年金基金」と「付加年金」は併用で加入することはできません。
「付加年金」の保険料は月額400円で、「付加年金」の額は200円×付加保険料の納付月数となります。
例えば20歳から60歳まで付加保険料を40年間納めた場合の「付加年金」は200円×480月となり96,000円となります。65 歳からこの96,000円が老齢基礎年金に上乗せされ毎年受け取ることができます。
このため「付加年金」は納めた分の保険料が2年で元が取れるということになります。
一方の「国民年金基金」は納めた掛金の額や期間に応じて年金額が決まることになっています。掛金は年齢や性別により決まっていますし、加入月数により年金額が確定しています。口数を増やしたり減らしたりすることはできますが、原則解約はできません。
掛金の限度額は月額68,000円が上限です。
このように「国民年金基金」と「付加年金」はどちらも「国民年金」に上乗せする制度ではあるのですが「付加年金」は額が小さいことから多少の足しになる程度であるといえるのではないかと思います。
「国民年金基金」は掛金の限度額が大きいので「国民年金」だけでは不安とお考えであれば「国民年金基金」を利用された方がよいのではないかと思います。
相談者様が運用に抵抗がないということであれば「iDeCo」のご利用を検討されてみられるのはいかがでしょうか。

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