今後、地価が高い場所＝コロナ蔓延＝売れない？

2021年2月現在、コロナはまだ収束していない状況ですが、世の中全般に今意欲的に事業を行ったり一生の買い物をするようなマインドではないでしょうし、今後飲食業宿泊業の廃業が相次げば一時的に需給バランスが崩れて相場が下落することも考えられます。しかしいずれはコロナは収束するでしょうから、いま急いで土地を手放すというのは適切とは言えないと思います。

とは言え、リモートワークが普及して都心に従来規模のオフィスが必要なくなるということになると長期的には都会の地価は下落するということも考えられなくはありません。
一方で都心から少し離れた郊外の物件の価格は上昇しているという話も聞きます。毎日出社する必要がないのであれば多少オフィスから遠くてもいいということでしょう。一概に都会だから下がるとは言えません。

さて、土地を全国に複数持っていて、それをどのような順番で処分するかということですが、土地というのは例えば開発に伴い立ち退きを余儀なくされたりとか、近隣の土地の売却話が出てまとまった敷地になることでより大きな開発話が出たりとかした場合には結構な値段で売れたりします。（地上げともいいます）。そういう話が出てきたら売却を考えてもいいと思います。（地方だと土地の値段がほぼつかないというケースも珍しくはありません。そういう土地が開発計画に引っかかったり、開発の結果そのエリアの利便性が高間ったりしたら高値で売れたりもします。）

地価が高いかどうか以外にいろんな要素が絡みます。もし全国に土地を持っておられるのであれば個々の土地の周辺の状況をじっくり調べてみましょう。そうすれば売却までのシナリオが見えてくると思います。