年金をもらうようになってからの暮らしについて

女性50代 odenさん 50代/女性 解決済み

今、私は50代です。子供は二人おりますが二人とも社会人になり、学費などはかからなくなりました。そういった点では楽になったのですが、今度は老後のお金について心配になってきました。今までは子供の大学卒業の事で手が一杯で老後までは考えていなかったのですが、これからは自分たちのお金についても考えていかなければいけないと痛感しています。年金は夫婦二人で月20万から25万くらいかな、と見積もっています。今の生活費は月に30万弱で、特別な出費はボーナスからとしています。今は、二人とも働いており何とかやっていますが、このままでは老後が心配です。今の二人の収入は合わせて800万ほどです。貯金は600万くらい、ローン等はありません。主人の定年まで5年くらいです。これからは毎年、貯金は200万くらいできると思っています。年金のみになった場合、どういった項目をせつやくすれば効果的なのか、また、生命保険はどれくらいの保障でいいのか、など聞いてみたいです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

(質問1)年金のみになった場合、どういった項目を節約すれば効果的なのか。
子どもが社会人となり、教育費がなくなった時、今まさに「貯める時期」だと思います。60歳以降は多くの場合、収入がダウンするため貯蓄を確保するのは難しくなります。

いくら頑張って老後資金を貯めても、支出が膨らんでいる状態では、貯蓄はあっという間に目減りしてしまうでしょう。50代から老後資金を確実に貯め、老後も長期間にわたって使える状態にするには、ムダな出費を抑えることが欠かせません。年金のみになった時ではなく、今から実行していくことが大切だと思います。

しかし、ひたすら我慢の節約は、ストレスが貯まるわりに長続きせず、効果が上がりづらいものです。趣味費用など、自分にとって大切な支出は守りながら、ムダな支出を抑えましょう。

<節約効果が高い費目の支出を見直す>
ローン等がないということですので、次の3つの柱を見直すことで、大幅な支出の削減になります。しかも、一度見直すと節約効果がずっと続くので、ストレスもかかりません。一例をあげておきますので、もし、まだ、見直しをいなければ検討してみましょう。

(1)自動車
通勤、買い物に車が欠かせない地域でも、ダウンサイジングは検討すべきです。普通自動車から軽自動車に買い替える、複数台もっているなら1台でも多く減らすなど、これだけで支出はかなり抑えられます。

(2)保険
(質問2)の回答をご覧ください

(3)固定費(一例:通信費を見直す)
①固定電話を節約して10年間で20万円の支出減
携帯電話やスマホを持っていて、ほとんど固定電話を使っていない状態だれば解約してしまうのがおすすめです。固定電話の月々の基本料金は1700円(税別、NTTの場合)です。解約すると、年間で2万4000円、10年間で20万4000円の支出を抑えられます。

②格安スマホに乗り換えて、10年間で100万円の支出減
夫婦2人が大手キャリアから格安スマホに乗り換えると、約100万円(=8000円×12ヵ月×10年)ほどの支出減になるでしょう。

(質問2)また、生命保険はどれくらいの保障でいいのか。

生命保険文化センターの調査によりますと、一世帯当たりの年間保険料は、平均38万2000円(生命保険)で、10年間払い続けると、382万円にもなります。
医療保険も含めると、もっと大きな金額になるでしょう。
まずは、現在、どのくらいの保険料を支払っているか、確認してみましょう。

基本的に子どもが独立したあとは、高額な死亡保障は必要ありません。子どもが社会人になったら、医療保障も含め解約したり、保険金額を引き下げること(たとえば、葬儀代として200万円の終身保険のみ残すなど)を検討すべきでしょう。
年間支払っている保険料が、すべて老後資金になると考えたら、どうでしょうか?

なお、もしもの時に備えて、医療保険の加入は欠かせないと思う方もいるかもしれません。
ですが、 日本は公的健康保険の制度が充実しているため、かかった医療費を全額支払うわけではありません。医療費の自己負担額は75歳までは2割~3割、75歳以上の後期高齢者になったら原則1割負担です。

これに加えて「高額療養費制度」があります。所得によって差がありますが、ちなみに、年収約370万~770万円以下の一般的な家庭の場合、医療費が100万円かかっても、自己負担の上限額は月額で8万7430円です。

入院が長期化すれば月々9万円といえども心配する人もいますが、近年は入院が短期化していて、10日以内に半数以上、30日以内に84%が退院しています。大手生命保険会社の一般的な医療保険では、入院給付日額5000円、手術給付10万円が給付されますが、10日間入院しても5万円。従いまして、計算上から一般的に言えば、保険料を貯蓄に回していれば十分賄える(「医療保険は貯蓄で賄うのが基本」)と思われます。

なお、「お宝保険」(生命保険)は残すようにしましょう。バブル経済のころに契約した保険には、予定利率(5.5%など)が高く有利なものもあるからです。

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