老後資金の貯め方

男性40代 marco0301さん 40代/男性 解決済み

私は30代で自営で仕事をしています。仕事がだんだん安定してきて、少しですが貯金できる様になりました。ただ、年金は国民年金しか加入しておらず、将来もらえる年金は微々たるものだと思います。
昨今、老後の資金は2000万円では足りないという様な意見を聞いてびっくりしました。自分が60歳になるまでに2000万をためる自信はありません。そこでiDecoなどの投資型の年金積立も検討しています。調べてみると60歳まで解約できないなど、結構不安な部分もあり悩んでいます。自営業なので手元に置いておきたい資金もありますし。収入が不安定の場合はどの様な方法で将来の資金を作るのがいいのでしょうか。
それから、今は独身ですが、結婚や子育てにかかる費用もあまりよくわかっていないのでアドバイスをいただきたいです。

1 名の専門家が回答しています

福嶋 淳裕 フクシマ アツヒロ
分野 年金・個人年金・iDeco
60代前半    男性

千葉県 東京都

2021/03/09

1. 老後資金形成に取り組みたいが、自営業のため、手元流動性をある程度確保したい。収入が不安定になることもありうる。おすすめの方法は?
2. 結婚や子育てにかかる費用の目安は?
という二つのご質問として、以下、回答します。

1. おすすめの老後資金形成方法

iDeCoやNISAに加え、自営業とのことですので、「付加年金または国民年金基金」と「小規模企業共済」も候補です。
以下、手元資金のご不安を考慮し、「小規模企業共済」について紹介します。

小規模企業共済とは、小規模企業の個人事業主、共同経営者、または会社等の役員の方が「退職金」を積み立てるための制度です。
掛金は月額1,000円~70,000円。500円単位で変更可能。
掛金の全額を所得控除できるなど、税制優遇あり。
手元資金ではないものの、いざというときには借り入れ可能。

次のいずれかに該当する場合に加入できます。
①建設業、製造業、運輸業、サービス業(宿泊業・娯楽業に限る)、不動産業、農業などを営む場合は、常時使用する従業員の数が20人以下の個人事業主または会社等の役員
②商業(卸売業・小売業)、サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)を営む場合は、常時使用する従業員の数が5人以下の個人事業主または会社等の役員
③事業に従事する組合員の数が20人以下の企業組合の役員、常時使用する従業員の数が20人以下の協業組合の役員
④常時使用する従業員の数が20人以下であって、農業の経営を主として行っている農事組合法人の役員
⑤常時使用する従業員の数が5人以下の弁護士法人、税理士法人等の士業法人の社員
⑥上記①と②に該当する個人事業主が営む事業の経営に携わる共同経営者(個人事業主1人につき2人まで)

加入手続きなど詳細は「小規模企業共済 中小機構」で検索してください。

2. 結婚や子育てにかかる費用の目安

(1) 結婚費用
挙式、披露宴・披露パーティの総額は、約350万円。
株式会社リクルートマーケティングパートナーズの「ゼクシィ 結婚トレンド調査 2019」より引用しました。

(2) 教育資金(学校や塾などに納める費用)
子ども一人あたり、約1,100万円。
小・中・高は公立、幼稚園と大学(4年)は私立を想定し、文部科学省の資料をもとに試算しました。

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