老後のお金の使い方について

女性50代 odenさん 50代/女性 解決済み

今、私は50代前半です。主人は50代後半です。私がファイナンシャルプランナーに相談したいのは老後のお金の使い方についてです。子供は二人いますが、二人とも社会人になっており学費等の心配はなくなりホッとしています。大学を無事に卒業するまでは気を抜けなかったのですが、今は気持ち的に一段落といったところです。しかし、今度は老後の生活が心配になってきました。今は私も主人も働いているので、家計は何とかなっているのですが、老後の生活はどうなるのだろうと不安でいっぱいです。今の生活と違った出費があるのだろうと予想はしていますが、具体的な話を聞いてみたいです。健康保険も社会保険から国民健康保険に変わるのだろうし、医療費もかさむのだろうし、と想像するばかりです。また、私と主人の生命保険も今のまま良いのかと気になっています。こういった老後のお金全般について質問してみたいです。

1 名の専門家が回答しています

水上 克朗 ミズカミ カツロウ
分野 老後のお金全般
60代後半    男性

東京都

2021/03/09

(ご質問)は、今の生活と違った出費があるのだろうと予想はしていますが、具体的な話を聞いてみたいです。健康保険も社会保険から国民健康保険に変わるのだろうし、医療費もかさむのだろうし、と想像するばかりです、ということですが、

老後で最大の不安は、なんといっても「健康」です。長生きするのはいいけれど、病気も介護も予測不可能、
突然やってくることが多いからです。特に金額が多い、老後の生活費とは別に準備する、医療・介護費の目安となる金額をお示しさせていただきます。

介護経験者を対象に調査したデータによりますと、1人当たりの介護費用は約500万円です。
その内訳は、
月7.8万円(公的介護保険を利用した自己負担額)
×
約4年7ヵ月(平均介護期間)

69万円(一時的な費用、バリアフリーに対応した住宅改修、介護ベットの購入など)
=合計約494万円です。

ただし、介護期間4年7ヵ月はあくまで目安です。この調査では、介護期間が、1年未満13.8%、10年以上14.5%とバラツキがあります。いつまで続くかわからないのが介護ですが、少なくとも平均とされる500万円ぐらいは準備をしておくべきだと思います。

介護に次いで高齢者になってからかかる大きなお金が医療費です。厚労省が発表したデータによりますと、65~89歳までの医療費の自己負担額の平均は、合計で約187万円となっています。
前述の介護費用平均500万円にこの約200万円を合計すれば700万円です。

これが1人当たりの介護・医療費用の目安となります。
また、健康保険も会社に勤務しているうちは、半分は事業主負担ですが、国民健康保険に変わると、全額負担となりますし、加入方法、保険料料率も変わってきます。

(ご質問)また、私と主人の生命保険も今のまま良いのかと気になっています、とのことですが、

生命保険文化センターの調査によりますと、一世帯当たりの年間保険料は、平均38万2000円(生命保険)で、10年間払い続けると、382万円にもなります。
医療保険も含めると、もっと大きな金額になるでしょう。
まずは、現在、どのくらいの保険料を支払っているか、確認してみましょう。

基本的に子どもが独立したあとは、高額な死亡保障は必要ありません。子どもが社会人になったら、医療保障も含め解約したり、保険金額を引き下げること(たとえば、葬儀代として200万円の終身保険のみ残すなど)を検討すべきでしょう。
年間支払っている保険料が、すべて老後資金になると考えたら、どうでしょうか?

なお、もしもの時に備えて、医療保険の加入は欠かせないと思う方もいるかもしれません。
ですが、 日本は公的健康保険の制度が充実しているため、かかった医療費を全額支払うわけではありません。医療費の自己負担額は75歳までは2割~3割、75歳以上の後期高齢者になったら原則1割負担です。

これに加えて「高額療養費制度」があります。所得によって差がありますが、ちなみに、年収約370万~770万円以下の一般的な家庭の場合、医療費が100万円かかっても、自己負担の上限額は月額で8万7430円です。

入院が長期化すれば月々9万円といえども心配する人もいますが、近年は入院が短期化していて、10日以内に半数以上、30日以内に84%が退院しています。大手生命保険会社の一般的な医療保険では、入院給付日額5000円、手術給付10万円が給付されますが、10日間入院しても5万円。従いまして、計算上から一般的に言えば、保険料を貯蓄に回していれば十分賄える(「医療保険は貯蓄で賄うのが基本」)と思われます。

なお、「お宝保険」(生命保険)は残すようにしましょう。バブル経済のころに契約した保険には、予定利率(5.5%など)が高く有利なものもあるからです。

保険は、大きな買い物です。もう一度、ここで見直してみることをお勧めします。

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