個人年金等の必要性について

男性30代 NC09さん 30代/男性 解決済み

年金の運用に関して悩んでいます。フリーランスのため今現在は国民年金のみ加入していますが、それだけでは老後の生活が不安なため個人年金やiDeCoへの加入も検討しています。しかしコロナの影響もあり収入が減る中で、月々の国民年金の支払いだけでも相当な負担を感じているというのが正直なところです。少しでも足しになればと400円の付加保険料も払っていますが、同時にもっと別に大きな金額での年金の開始が必要だろうなとも思っています。そこで質問ですが、今の生活のレベルを下げてでも老後のために年金に対する資金を捻出するのは本当に必要でしょうか?もしくはそれは本末転倒であり、現状の生活を第一にし、老後に関しては今後時間をかけて検討する方が賢明でしょうか?

1 名の専門家が回答しています

井内 義典 イノウチ ヨシノリ
分野 年金・個人年金・iDeco
40代前半    男性

東京都 神奈川県

2021/03/09

ご質問の件についてお答え致します。
将来への備えのために年金は加入し、国民年金保険料は納付されたほうがよろしいかと思います。年金は少なくなると言われてはおりますが、平均寿命はますます伸びる中で、65歳から受けられる老齢基礎年金は一生涯受けることができます。何歳まで生きるかわからない中、将来の備えとなります。私的年金では生涯保障された年金は少ないでしょう。また、付加保険料を納付されると付加年金が受けられるようになります。こちらも老齢基礎年金と併せて一生涯受けられます。国民年金保険料を納付しないと付加保険料は納付できませんが、付加年金は、付加保険料月額400円につき、年額200円の年金で、2年で元が取れる計算となりますので、是非付加保険料も納付されたほうがよろしいかと思います(ただし国民年金基金との同時加入はできません)。これら公的年金をまず納めた上で、iDeCoなど私的年金で上乗せを図るということになります。
なお、国民年金については老後を迎える前に万が一病気やケガで障害が残ると障害年金が受けられる場合がありますので、こういった事態に備えるという意味でも納付されたほうがよろしいかと思います。
収入が少なく、どうしても国民年金保険料が納付できない場合は保険料免除・猶予の申請だけはなさってください。未納のままだと、年金額以前に年金の受給の可否に影響します。

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