老後必要であろうおおよその金額、そのために今から必要な貯蓄額

はじめまして、kitty98さん。
１級ファイナンシャルプランニング技能士の岩永苑子です。
よろしくお願いいたします。

老後資産についてのご相談ですね。
色々とご心配されているようですが、生命保険の方から60歳時点で1,000万円の受け取りが確定していることは良かったと思います。その分は現状維持で続けていかれるか、払い済みにして、別の金融商品で運用するという選択肢もあります。
生命保険の運用益は確定していると思われますので、リターンを期待してリスクをとるかはkitty98さん次第になります。

貯金がほとんどないとのことですが、いざという時のために生活費の3～6か月分は貯金で準備するように早目の対応をおすすめします。
また、生活費の項目ごとに支出を見直し、月に5,000円位を浮かせて、投資の勉強をしながら少額の投資信託から始められてはいかがでしょうか。

厚生年金にもご加入とのことですが、「ねんきん定期便」で年金額を確認したり、会社の退職金制度はないかなどを調べてみられたらいかがかと思います。
老後資産の必要額は、
（リタイア後から亡くなるまでの生活費）－（老齢年金+個人年金+貯蓄）で計算します。
ひとり一人生活にかかるお金も違いますので、年間の生活費や将来どう過ごしたいのかをはっきりさせていかないと分かりません。
先ずは、1月分のレシートと通帳の記帳内容から把握していきましょう。

厚生年金に加入しているということは、障害が残った時の「障害年金」、病気やケガで長期に休んだ時の「傷病手当」、失業した時の「失業手当」もあります。
老後生活まで、まだまだ時間はあります。
健康管理をしながら、将来への備えに取り組まれてくださいね。