実は筆者はファイナンシャルプランナー有資格者ではあるものの、保険会社・証券会社・銀行などの金融機関や不動産会社で働いた経験がありません。
そもそも、資格取得に至った理由は「家でもできる副業として始めたWebライターの仕事に弾みをつけたかったから」でした。しかも、副業にWebライターを選んだ理由も、体調を崩していて家にいるしかなかったため、家にいてしかも元手がかからずできそうなものを、という安直なものです。
しかし、人生は何が起こるかわかりません。今は本業がWebライターになり、このようにMoneQガイドの運営に携わっています。過去には、名前は出せませんが、様々な企業のWebページに掲載する文章を書いたりもしていました。
そこで今回は、筆者の経験に基づき、副業としてWebライターを始めてみたい人に向けて「いざとなれば本業にもできることを視野に入れた」アドバイスを贈ります。
目次
1.基本的な本を数冊読む
2~3冊あれば十分
実際のところ、Webライターを始めるのに大がかりな設備投資は必要ありません。パソコン1台と安定して接続できるインターネット環境があれば十分です。
筆者がWebライターとして仕事を始めるにあたり読んだ本は、以下の通りです。
案件が多くなったら「記者ハンドブック」も入手しよう
これからWebライターを始めるという人がすぐに手に入れる必要はありませんが、ある程度経験を積み、コンスタントに案件をもらえるようになったら手に入れておいた方がいい本があります。それが「記者ハンドブック」です。
全国の市名・町名や年号・西暦対照表、日時・地名・人名・年齢の書き方など、あいまいな知識としては持っている人が多いものの、正確に知っている人も少ない情報が1冊の本としてコンパクトにまとめられています。
2.クラウドソーシングサービスに登録する
大手への登録はマスト
これまで、Webライターとしてクライアントからの依頼を受けて文章を書いたことがない人は、まずはクラウドソーシングサービスに登録するところから始めましょう。
Webメディアの運営会社やホームページ制作会社、編集プロダクションなどWebライターを募集している媒体にいきなり応募しても相手にされません。しかし、クラウドソーシングサービスを使えば、初心者向けの案件もたくさん掲載されているので「報酬をもらって文章を書く」という経験を積むハードルがぐっと低くなります。
少なくとも、最大手であるクラウドワークスとランサーズへの登録は必ず済ませておきましょう。また、文章に特化したクラウドソーシングサービスとして知られるサグーワークスにも、余力があれば登録しておくのをおすすめします。
参照:ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト
参照:国内最大級!ライティングで稼ぐ在宅ワーク【サグーライティング】|在宅ワークの【サグーワークス】
3.タスク形式の案件に応募してみる
単価は安いが実績作りという意味では大事
クラウドソーシングサービスによっても細かい扱いに差はありますが、案件の募集形態を大きく分けると
- コンペ(希望者が作品案を提出し、クライアントが優秀作品を選んだ上で発注する)
- プロジェクト(クライアントが案件の募集を行い、参加者とともにプロジェクト形式で記事の作成、サイト構築などを行う)
- タスク(アンケート、短文作成などのように、短時間・単発で終わる案件をクライアントが募集する)
の3つに分類されます。初心者はまずは短時間・単発で終わるタスク形式の案件からチャレンジしてみると良いでしょう。コンペ、プロジェクトはある程度経験や実績のある人でないと採用されにくいのが実情だからです。
なお、初心者向けの案件の場合、単価は1文字あたり0.1円 ~ 0.5円とかなり安くなっています。仮に、1,000円稼ごうとしたら、単純計算で2,000文字から10,000文字を書かないといけません。
しかし、文章はある程度量を書かないと上達しないので、単価が安くても、しばらくはコツコツ取り組んでみましょう。
4.プロジェクトの案件に応募してみる
応募するのはタダなのでめげないこと
ある程度タスク形式の案件をこなし、クラウドソーシングサービスの利用や文章を書くことそのものに慣れてきたら、プロジェクト形式の案件に応募してみましょう。クラウドソーシングサービスの場合、発注する側であるクライアントは利用料を負担しなくてはいけません。
しかし、応募する側であるWebライターは、少なくとも応募の時点では何も料金を負担しなくてもいいのです(報酬を受け取る際、システム手数料は差し引かれます)。
プロフィール写真と文章にも気を付けること
また、プロジェクトの案件に応募し、採用されたいと思うなら、気を付けてほしいことがあります。それは「プロフィール写真と文章を充実させること」です。
自分が仕事を頼む側になったと想像するとわかりやすいかもしれませんが「顔も見えない」「人となりがわからない」人には、誰も仕事は頼みたくはないでしょう。クラウドソーシングサービスを通じてWebライターを募集するクライアントにとっても、それは全く同じことです。
顔写真については、プライバシーの問題もあるので、無理に掲載するようにとは言えません。しかし
- これまでの職務経験
- 得意なジャンル
- 仕事をしていく上で心がけていること
など「自分はどんな人間なのか」をプロフィールに盛り込むことはできるはずです。
1件でも採用されれば加速度的に採用されやすくなる
Webライターとしての実績がない場合、初めてプロジェクト形式の案件に採用されるまでは、なかなか時間がかかるかもしれません。しかし、1件でも採用され、完遂すれば、それはもう立派な「Webライターとしての実績」です。
5.ライター募集をしている媒体にもアタックしてみる
Webメディア、編集プロダクションを探そう
クラウドソーシングサービスでプロジェクト形式の案件に採用されるようになったら、次のステージに進みましょう。
「Webライター 募集」などの検索ワードで検索すれば、情報が見られます。
得意分野、取得資格があればかなり有利
その時、アピール材料になるのが得意分野や取得資格です。
- おしゃれが好きで、化粧品や美容法に詳しい
- ゲームが好きで、新しいゲームはたいてい試している
- 料理や食べ歩きなど、食に関することが好き
- 旅行が好きで、国内外のいろいろな場所に行っている
などの趣味に関連したことや
- 簿記検定など、経理に関連した資格を有している
- 消費者金融で働いていたので、貸金業務取扱主任者試験に合格している
- 今は現場を離れているが、ファイナンシャルプランナー資格(AFP、CFP、FP技能士など)を持っている
など、これまでの職務経験・取得資格に関連したことは、十分にアピールポイントになるので、盛り込むようにしましょう。
運次第では紙媒体の仕事の話が来ることも
また、編集プロダクションの中には、外部の出版社から依頼を受け、ムック本や単行本の執筆を行うライターを募集していることもあります。
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