筆者の周囲には、すぐに顔が思い浮かぶレベルで親しい「自転車好き」が複数名います。確かに、春や秋など、天気もよく、気温もほどほどに暖かい時期なら、自然の中を走るのはさぞかし気持ち良いでしょう。また、駅や商業施設から離れたところに住んでいて、自動車を使うほどではない人が、歩いていく代わりに自転車に乗るのは全く珍しいことではありません。
つまり、趣味として自転車に乗る人も、大事な移動手段の1つとして自転車に乗る人も一定数いるはずですが、その人たちを悩ませるのが「どこに自転車を置くか」という問題でしょう。今回は、この問題の切り札になる上に、副業を始めてみたい人にとってもリスクゼロで始められる「大切な自転車を置きたい人のために、自宅の空きスペースを安全に貸す方法」を開設しましょう。
目次
自転車好きを取り巻く厳しい3つの現実
「自転車って、自動車とは違ってどこにでも置けるのでは?」と思うかもしれませんが、現実はそれほど甘くありません。本題に入る前に、自転車好きを取り巻く
- 放置自転車に対する取り締まりが厳しい
- 件数は減っているものの盗まれるリスクは常にある
- 自宅、外出先に自転車を停める場所があるとは限らない
という厳しい3つの現実について触れておきましょう。
放置自転車に対する取り締まりが厳しい
そもそも、本来は自転車用の駐車スペースではない場所に自転車を置くのは非常に危険です。小さい子どもやお年寄り、障害を持っている人など、歩行にあたって注意が必要な人が放置されている自転車にぶつかり、ケガをするリスクは十分に考えられます。
そして、多くの自治体では、これを市民を取り巻く重大な問題としてとらえ、放置自転車の撤去に力を入れているのです。
京都府京都市の場合
ここで、具体例として、京都府京都市の取り組みをご紹介しましょう。筆者は小学生の時(1980年代中盤)大阪府に住んでいた関係で、京都にも家族で遊びに行ったのですが、その時に放置自転車にぶつかってケガをしたことを良く覚えています。
そして、京都市が発表しているところによれば、ピーク時にあたる1985年の京都市内での放置自転車の台数は1日当たり24,600台にものぼったとのことです。しかし、粘り強く
- 駐輪場の整備
- 放置自転車の被害に関する啓発活動
- 放置自転車の撤去
などの取り組みを行った結果、2019年にはピーク時の100分の1である237台にまで減少しました。
取り組み自体は素晴らしいですが、これは同時に「“ここなら大丈夫でしょ”という軽い気持ちで自転車を放置すると、非常に面倒なことになる」という意味にもとらえられます。仮に、自分の自転車が撤去されてしまったら、所定の保管場所に自分で取りに行き、手数料として2,300円支払わないといけません。
件数は減っているものの盗まれるリスクは常にある
再度の個人的な話で恐縮ですが、筆者は中学生時代、自転車を盗まれたことがあります。スーパーマーケットの駐輪場に停車していたにも関わらず、です。
1994年には自転車の防犯登録が法律(自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律)により義務化されるなど、国や地方自治体を挙げて自転車の盗難を防ぐ枠組み作りは行われていますが、それでも自転車盗難の件数はゼロにはなっていません。
京都府京都市の場合
例えば、京都府京都市の場合、平成28(2016)年には年間4,294件発生していた自転車の盗難事件が、令和2(2020)年には2,117件にまで減少しています。それでも、ゼロになるにはかなりの時間を要するはずです。
正直なところ「自転車は盗まれるもの」と考え
- 防犯登録を行う
- 管理の行き届いた駐車スペースを探して停車させる
- ロードレーサーなど高価な自転車に乗っている場合は任意保険にも加入する
など、万全の対策を講じておきましょう。
自宅、外出先に自転車を停める場所があるとは限らない
例えば、これから一人暮らしを始めるという学生・新社会人の人であれば、あまり広い部屋は必要がないということで、単身者向けのワンルームマンションを選ぶことが多いでしょう。しかし、ワンルームマンションには専用の駐輪スペースが設けられていない物件も多く存在します。そうなると、自転車は自分の部屋の玄関や室内に運び込んで停めるか、近くに駐輪場を借りて停めるしかないでしょう。
また、自宅に自転車を停めること自体は問題なくできたとしても、外出先で駐輪場が見つけられないことも十分に考えられます。駐輪場を探して右往左往し、その日の予定がすべて狂ってしまうとしたら、あまりに悲しいことです。
日本中の自転車好きを救うリスクゼロの副業とは?
このように、自転車好きや自転車を生活する上での主な移動手段として考えている人にとっては、駐輪場がないということは、重大な問題の1つです。しかし、筆者はこの問題を解決してくれるかもしれないサービスを見つけたので、今回紹介します。
駐輪場シェアサービス「MINIPA(ミニパ)」とは
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
「MINIPA(ミニパ)」とは、簡単に言うと
です。「職場まで自転車で行きたいから月極で借りたい」という場合も、「今日、友だちの家に行くから一時利用したい」という場合も、自分の希望にあった駐輪場を探せます。
実際に借りられる駐輪場を探してみました
実際に駐輪場を借りるためにはどうすればいいのか、手順を解説しましょう。
最初に、会員登録をします。画面右上の「会員登録」をクリックしましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
するとこのように、会員登録をするための画面に切り替わります。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
必要事項を入力して「確認画面へ」をクリックしましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
内容に問題がなければ「送信する」をクリックしましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
これで仮登録が完了します。登録したメールアドレス宛てに確認メールが届いているはずなので、確認しましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
確認メール内のURLをクリックします。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
クリックすると、このような画面に切り替わります。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
実際に借りるために、ログインしてみましょう。登録したメールアドレスとパスワードを入力してください。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
トップ画面に切り替わります。検索条件を入力しましょう。ちなみに筆者は今回「赤羽駅で自転車の駐輪場を1日利用する」ことを想定し、検索しています。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
すると、条件に当てはまる駐輪場の候補が表示されます。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
名前をクリックすると、詳細情報が出てきます。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
実際に借りる場合には、より詳細な会員情報を登録しないといけません。青い文字の「会員情報」という部分をクリックしましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
すると、このような画面に切り替わるので、必要な情報を入力していきましょう。入力が終わったら「確認画面へ」をクリックしてください。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
入力した内容が表示されるので、問題がなければ「登録する」をクリックしてください。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
ここまで済ませれば、駐輪場を借りることができます。「お申し込み・お問い合わせ」をクリックしましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
すると、このようにホスト(場所を貸してくれる人)とのメッセージ画面に切り替わるので、やり取りをしてください。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
以上が基本的な流れです。
「MINIPA(ミニパ)」を副業としておすすめする4つの理由
そして、筆者はあえて「MINIPA(ミニパ)」を「これから副業を始めたい人」にもおすすめします。その理由として
- ちょっとの空きスペースがあれば始められる
- どうしてもイヤなら正確な住所は借りる本人だけに伝えれば大丈夫
- 始めるための手続きも簡単
- 自分の取り分はレンタル代の約70%
の4点を解説しましょう。
ちょっとの空きスペースがあれば始められる
「自転車を停めるってことは、それなりに広さがないとダメなのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。自宅の軒先など、法的に問題がなく、かつ、自転車を停められるだけの広さがある場所であれば大丈夫です。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
どうしてもイヤなら正確な住所は借りる本人だけに伝えれば大丈夫
「駐輪スペースを貸すということは、正確な住所も公開しないといけないの?」と不安に思うかもしれません。
ただし、その場合は「備考・注意事項」にはっきりと「不正利用防止の為、住所詳細はお問い合わせください。」などの文言を書いておきましょう。
始めるための手続きも簡単
「それなら、ちょっと自分の家の軒先でも貸してみようかな」と思った人のために、ホストとして駐輪スペースを貸す際の手続きにも触れておきます。とにかく簡単です。
まず、会員登録をした上で、ログインを済ませてから、画面向かって左の三本線をクリックすると、メニューが出てきます。その中から「駐輪場管理」をクリックしましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
クリックすると、このような画面に切り替わります。「駐輪場を登録する」をクリックしてください。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
クリックすると、このような画面に切り替わります。一時利用として貸すのか、定期利用(いわゆる月極)として貸すのか、選択しましょう。なお、両方設定するのも可能です。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
すると、駐輪場として貸し出すスペースの詳細について入力する画面に切り替わります。画面の指示にしたがい、詳細情報を入力しましょう。
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
出典:駐輪場シェアサービス MINIPA (ミニパ)|旧Charippa
問題がないようであれば「確認画面へ」をクリックしてください。その後、運営事務局内にて審査が行われ、通過すれば掲載が開始されます。あとは借りてくれる人を待つだけです!
自分の取り分はレンタル代の約70%
なお「MINIPA」では、駐輪スペースを貸して売上を所定の銀行口座に振り込む際には
- システム手数料:売上の30%
- 振込手数料:振込先の銀行により異なる
がかかります。
例えば、毎月3,000円で駐輪場を貸していた場合、1月ごとに2,100円が自分の取り分として得られる金額になる計算です。
日本中の自転車好きの役に立ち、しかも副業にもなる「MINIPA」を始めるなら、まずはこちらのリンクから会員登録をしましょう。もちろん「副業をするつもりはないけど、自転車乗るのが好きだから、停める場所が見つけやすいのは良いな」と思う人も、ぜひ活用してほしいサービスです!
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