あくまで筆者の個人的な意見ですが、株式投資を含め、投資に対するイメージは人によってかなり違うと思っています。「楽しそう」「やってみたい」というポジティブなイメージを持つ人もいれば、「損しそう」「なんだか怖い」とネガティブなイメージを持つ人もいるのが実情かもしれません。
確かに、投資である以上損をする可能性はゼロではない以上、ネガティブなイメージを持つ人は一定数いるでしょう。そのような人にまで無理やり「株式投資をやってみたら?」などと勧めるつもりは毛頭ありません。
しかし「楽しそう」「やってみたい」と思っている人であっても、実際にすんなりと始められるとは限らないとも思っています。
- 証券会社などで専用の口座を開設しないといけない
- 用語や基礎知識を習得しないといけない
など、株式投資ならではの事情があるためです。
見方を変えると、これらのハードルを越えられるツールがあれば、株式投資を始めようと思える人も増えるのでしょう。そこで今回は「ハードルを越えるためのツール」として、楽しみながら株式投資の勉強ができるアプリ「株たす」をご紹介します。
目次
株式投資を始められない原因は?
そもそも、株式投資に興味があるにも関わらず、実際に始められない人はどんなことに悩んでいるのでしょうか?日系大手証券会社の1つ・SMBC日興証券が行ったアンケートからひもといてみましょう。
始められない理由トップ10
まず「投資を始められない理由」として挙げた人が多かった項目のトップ10をまとめました(複数回答可)。
順位 | 項目 | 比率 |
---|---|---|
1 | 投資をするための資金が不足している | 59.3% |
2 | どのように始めたら良いかわからない | 58.3% |
3 | 投資についての勉強の仕方がわからない | 55.0% |
4 | どのくらい資金を用意すればいいかわからない | 53.8% |
5 | 投資を始めるための知識の習得は難しそう | 53.4% |
6 | 結局、大損しそうな気がする | 51.1% |
7 | 証券口座を開設する手続きが面倒だと思う | 38.9% |
8 | 投資をしている人が身近にいない | 36.8% |
9 | 日々の情報収集などに時間が奪われるイメージがある | 32.5% |
10 | 投資を始めるための事前準備に時間を割けない | 30.0% |
出典:投資の始め方」に関する意識調査~未経験者の9割は「学びの指針」を求めていつまでも足踏み状態。経験者の6割は、気になる銘柄で「サクッと実践」~|SMBC日興証券株式会社のプレスリリース
このうち、6位の「結局、大損しそうな気がする」を理由に挙げた人は、そもそも投資に対してネガティブなイメージを抱いている人である可能性が高いです。冒頭でも触れた通り、無理に投資をするよう薦めるのは好ましくありません。
とらえ方1つで変えられる理由の方が多い
一方、それ以外の理由であれば、とらえ方1つで「自分もやってみようかな」と立場が変わる可能性も高いです。例えば
- 投資をするための資金が不足している
- どのくらい資金を用意すればいいかわからない
など、資金面を理由に挙げる人に対しては
ことを伝えれば、幾分前向きにとらえられるようになるはずです。そして
- 証券口座を開設する手続きが面倒だと思う
- 日々の情報収集などに時間が奪われるイメージがある
- 投資を始めるための事前準備に時間を割けない
など「時間・手間が気になって始められない人」に対しては
ことを知ってもらえば、心理的なハードルがぐっと下がるでしょう。
そして
- どのように始めたら良いかわからない
- 投資についての勉強の仕方がわからない
- 投資を始めるための知識の習得は難しそう
- 投資をしている人が身近にいない
など「知識・経験の不足やロールモデルの不在が気になって始められない人」に対しては
ことを伝えるのが解決策になるはずです。
株式投資のエキスパートを目指す人におすすめ!「株たす」とは
結局のところ、株式投資を含めた投資に対して嫌悪感を抱いているなどの理由がない限りは、あれこれ考えすぎずに実際に始めてみることの方が大事なのでしょう。
だからといって、いきなり実際の証券口座に投資資金を入金して、「有名な会社だし良いよね」などさしたる根拠もなく株式を購入するのはおすすめできません。
そこでおすすめしたいのが「まずはデモトレードからチャレンジすること」です。これまでにもMoneQ Guideではデモトレードができるサービスについて取り上げてきましたが、今回はスマホ1つで完結できるサービスとして「株たす」を紹介します。
メインの機能は「株式のデモトレード」
「株たす」を一言でまとめると
です。2021年9月29日現在、App Storeプレビューにて5点満点中4.6点を獲得しているほど、株式投資をこれから始めようとする人や、既に始めていて勉強を深めたい人から人気を博しています。
また、提供会社であるグリーンモンスター株式会社は東京証券取引所と直接契約を行い、相場情報を各種媒体を通じて提供する許可を取得しています。いわば「確かな情報に基づいて運営されている」アプリなのです。
操作も簡単
実際にデモトレードをする際の操作も簡単です。詳しくは以下の画像を見て欲しいのですが「株式を買いたい・売りたい際にはどうやって操作するのか」がはっきりわかるデザインになっています。
例えば「買い注文」をする場合は、以下の手順で操作します。
次に「売り注文」は以下のようにして行います。
株式初心者に「株たす」をすすめたい6つの理由
次に、株式投資初心者に「株たす」をすすめたい理由として、以下の6つを解説しましょう。
デモトレードなのでお金を失う恐れがない
「株たす」で行うのはあくまでデモトレードです。つまり、アプリ上でだけ使用できる仮想のお金を使ってトレードをするので、仮に残高がゼロ円になっても、実際の生活には何ら影響がありません。
もちろん、仮想のお金であっても、自分が立てた投資戦略が間違っていれば無くなっていく以上「どうすれば増やせるのか」を真剣に考えることが勉強になります。「まあ良いか、別に本当に減るわけじゃないし」と油断はしないようにしましょう。
ほぼ現在進行形のデータでシミュレーションができる
アプリ内では、実際に東京証券取引所に上場されている株式(一部・二部・マザーズ・JASDAQ)約3,600銘柄のデータを用いてデモトレードができます。
株価の表示は東京証券取引所からほぼリアルタイム(20分遅延)で取得しているため、かなり実践に近い形でデモトレードができるのも「株たす」の魅力の1つです。
モチベーション維持の仕組みも取り入れられている
ゲームが好きな人だったらわかってもらえる感覚かもしれませんが、ゲームは回数をこなせばこなすほど、ゲーム内における称号が上がっていきます。実生活で役に立つかどうかはさておき、上がっていくとやはりうれしいものです。
筆者は1カ月取り組み「株わずらい」まで来ました。
また、デモトレードの通算成績を元にしたランキングも公開されています。筆者がこの原稿を書いている時点(2021年9月29日)でのランキング1位の人には「株のコスモ」という称号がついていました。
わかりやすく株式投資の基本も学べる
「株式投資を始めてみたいけど、知識がないからまずは身につけたくて」と思う人におすすめしたいのが「株たす」内の「株式入門」というコンテンツです。
こちらの画像のように、わかりやすい文章とユニークなイラストで、株式投資を始めるにあたって基礎となり、かつ、重要な知識を学ぶことができます。ちょっとした空き時間に読み進めるだけでも、十分勉強になるはずです。
いろいろな視点で株式が選べる
一口に株式を選ぶと言っても
- 自分が知っている銘柄から選ぶ
- プロが買い時と判断した銘柄から選ぶ
- 値上がり率が高い銘柄から選ぶ
- 今話題になっているキーワードと関連がある銘柄を選ぶ
- 自分や家族の仕事に関連する銘柄から選ぶ
- チャート(株価の推移を表した折れ線グラフのこと)の形から選ぶ
など、様々な方法があります。
ある程度経験を積んでいる人であれば「自分はこういうやり方をした方が成果が出る」という経験則をつかんでいることが多いですが、最初のうちはそうもいかないので、様々な視点から株式を選ぶという経験をしてみましょう。
「株たす」では、以下の画像のように
- 買い時ランキング
- 値上がりランキング
- 話題のキーワード
- 業種
- チャート型
から銘柄を選ぶことができます。
試しに「回転ずし」というキーワードを選ぶと、関連する銘柄の一覧が表示されました。この中から興味がある銘柄を選び、実際に株式を購入することができます。
アプリ上から証券口座の開設もできる
口座維持手数料のかからない証券会社であれば、1円もお金を支払うことなく開設できます。
「株たす」では、アプリ上から証券口座の開設もできるので、マイナンバーカードを用意しておきましょう。なお、マイナンバーカードを持っていない場合は
- 運転免許証や氏名・住所・生年月日の記載がある健康保険証などの本人確認書類
- マイナンバーが記載された住民票の写しや通知カードなど、マイナンバーが確認できるもの
の2点が必要となります。
筆者も実際にデモトレードをしてみました!
実は筆者は、今回「株たす」を紹介するにあたって、2021年9月1日から9月29日までのおよそ1カ月間、実際にデモトレードにチャレンジしてみました。その結果を公開します。
こちらの画像からもわかる通り、1カ月間で総利益は41,100円となりました。「株たす」にログインするだけで、アプリ内で使える投資資金が10,000円受け取れるため、純粋にデモトレードだけで資産を増やせたわけではありません。それでも、やはり順調に増えていくと嬉しいし、損失が出てしまうと「なんだかなぁ」という気分にはなります。
また、取引した銘柄の履歴は以下の通りです。筆者も株式投資の経験が薄いので、正しい銘柄選びができているかは疑問ですが「こういう銘柄を選んでいたんだ」という情報の1つとして考えてもらえればと思います。
運営元の方にもお話を伺いました!
そして、こちらの記事を書くにあたって、運営元であるグリーンモンスター株式会社の担当者様にもお話を伺いました。伺ったお話を元に
- 開発しようと思ったきっかけ
- どんな人に使って欲しいのか
の2点についてまとめたので、ご覧ください。
「難しい」「怖い」「わからない」を打開するには?
最初に「株たす」を開発しようと思ったきっかけについてお話を伺いました。
20代~30代などの若い世代の方が抱えている問題の1つに「将来への漠然としたお金の不安」が挙げられます。
例えば「老後に満足な年金がもらえるのか」「75歳くらいまでは働かないといけないのか」「そもそも自分が働いている会社の給料だけを当てにして大丈夫なのか」などです。
今後は、1人1人が金融リテラシーを向上させ、給料以外の収入源を得ることが大きな課題となってくると弊社では考えています。
一方で、若い世代の方を中心に、株式投資へのアレルギーがあるようにも感じました。端的に言うと「株は難しくてわからないし、損をするのが怖い」ということです。
将来への不安を解消するためには給料以外の収入源を得ることが必要であり、株式投資はその一助になりうると考えています。
しかし、実際はなかなか始められない人が多いーこのジレンマを解消するために「ゲーム性を持たせて楽しく遊べるアプリを作り、初心者でも無理なく株式投資を学べるようにすれば良いのでは?」と考え、開発に着手しました。
やはり「楽しく学んでいただけること」を重視しているため、専門用語を極力使わず、初心者の方でも勉強しやすいアプリを目指して、日々メンバーと議論を重ねています。
株式投資デモトレードアプリNo.1を目指して
次に「このアプリを使って欲しい人・今後のビジョン」についてお話を伺いました。
まず「使って欲しい人」についてですが、一言でまとめると「初心者だけど、ゲームを通じて楽しく学びたい人」です。
特に、「興味はあるけど、やり方がわからない」「過去に大失敗したからちょっと怖い」とお悩みの方にはぜひ試していただきたく思います。なお、弊社アプリのユーザーは30代~40代の男性会社員の方が多いですが、男女問わず「資産形成のやり方を学びたい」という人であれば、ご満足いただけるはずです。
もともと弊社は、別事業としてFX(外国為替証拠金取引)のデモトレードができるアプリ「FXなび」の運営を行ってまいりました。
おかげさまで「FXなび」はFXデモトレードのアプリ市場において、ほぼナンバーワンと言っても良いほどの高評価をいただいています(2021年9月29日現在、App Storeプレビューにて5点満点中4.6点を獲得)。「株たす」も同様に、株式投資デモトレードのアプリ市場において、ナンバーワンのポジションを確立することが目標です。
また、今後は株式投資デビュー後を見据えたサービスの拡充も考えております。具体的なことはまだお話できないのですが、イメージとしては数百円程度から学べる学習プログラムを立ち上げるなど、新たな市場を作っていければ面白くなるでしょう。
いずれにしても、弊社のアプリ・サービスが1人でも多くの方の「将来のお金に対する漠然とした不安」を解決することに寄与できれば幸いです。「初心者がアレルギーを起こさずに学べること」を重視しているので、まずはチャレンジしていただければと思います!
色々とお話いただき、ありがとうございました。なお、2021年9月現在「株たす」のアプリは、Android版とiOS版がリリースされています。また、運営元であるグリーンモンスター株式会社では、株式投資以外の投資を学べるアプリを他にもリリースしているので、興味がある人は一度チェックしてみてくださいね。
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