1カ月後にはタダ!?節約しながら社会貢献できる「トクポチ」を上手に使おう

筆者は小さいころから「食べ物を捨てるともったいないおばけが出るから、できる限り残ないで、無駄にしないように考えながら食べなさい」と言われていました。

そのため、未だに食事を残すのも苦手な上に、賞味期限が多少過ぎたくらいなら、さほど気にせず食べてしまいます。もちろん、スーパーなど、食べ物を販売している店舗で、賞味期限が近いなどの理由で「〇円引き」「〇割引」などのシールが貼られている食品を買うことにも何も抵抗はありません。

このように、筆者自身はできるだけ食品ロスを出さないように心がけて行動してきましたが、日本全体で見ると食品ロスが大きな社会問題の1つになっているのも事実です。もちろん、明らかに口にできそうにない食品(消費期限が切れていて「腐食」もしくはそれに近い状態になっているもの)であれば仕方がありません。

しかし、賞味期限が切れている、迫っているだけで食べるのに問題がないのであれば、格安で販売すれば買う人はたくさんいるはずだと思っています。

特に、シングルマザー(ファーザー)など所得が低く、毎月生活費をどのようにやりくりするかに頭を痛めている人にとっては、気軽に「まだまだ食べられる商品を安く購入することができる」ことが、1つの救済策になるはずです。

今回は救済策の1つになりそうなサービスとして「トクポチ」を紹介します。詳しくはこれから解説しますが、かなり画期的なサービスで、筆者は驚きました!

食費に困る人がいるのに食品が捨てられている国・日本

本題に入る前に「食費に困る人がいるのに、食品が捨てられている」という、日本における矛盾についても、少し触れておきましょう。

1人が1日お茶碗一杯分のごはんを捨てている

農林水産省の推計によれば、日本では年間2,531万トンの食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は600万トンにも上るとのことです。

出典:食品ロスについて知る・学ぶ | 消費者庁

数字が大きすぎてわかりにくいかもしれませんが、簡単に言うと「日本人は毎日、お茶碗1杯分(約130グラム)」の食べ物を捨てている」ということです。

持ち帰りに対応する外食チェーンも登場

もちろん、食品を販売する側も、この現状に目をつぶっているわけではありません。大手外食チェーンのすかいらーくグループでは、店内で食べきれなかった料理を持ち帰れるよう、無料で専用の容器を用意する取り組みも取り入れています。

出典:すかいらーく/食べきれなかった料理の持ち帰り推奨で食品ロス削減 | 流通ニュース

このように「食べ残した料理を持ち帰ること」に積極的な店舗がある一方で

  • 食中毒が発生するなど、衛生管理上の懸念がある
  • 容器や袋の購入コストがかかる
  • 持ち帰った結果変質した料理を食べた客からのクレーム、SNSへの書き込みが怖い
  • 店のブランドイメージを損ないたくない

などの理由で、消極的な店舗もあるのが実情です。

シングルマザーに月8万円の食費は払えない

既に触れた通り、日本では毎日相当な量の「まだ食べられる」食品が捨てられています。その一方で、食費の高さに頭を悩ませている人が実際にいるという事実にも触れておきましょう。

総務省統計局「家計調査」によれば、2人以上の世帯における1カ月の平均的な食費の額は80,198円(2020年平均)とのことでした。

出典:家計調査報告-2020年(令和2年)12月分,10~12月期平均及び2020年平均-

もちろん、この数字には

  • いわゆる大家族(子どもが4人以上いる、3世代で同居しているなど)が含まれる
  • 料理が好きで食材費にお金がかかる、外食が多いなど、食に関する行動はそれぞれの家庭により個別の事情・嗜好がある

などの背景があるため、すべての家庭で「毎月食費が8万円かかる」というわけではありません。しかし、栄養バランスのとれた食事をするためには、相応の出費はしないといけないという点は、事実の1つとして指摘できるはずです。

仮にここでは「毎日ちゃんとした食事をするために必要な1カ月の食費」を8万円と設定し、話を進めましょう。そもそもこの金額は、シングルマザーなどのいわゆる「ひとり親」にとって、毎月支払っていける金額なのかを考えてみたいと思います。

厚生労働省が行った「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」によれば、母子世帯の母自身の平成27年の平均年間収入は243万円とのことでした。

出典:平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告

この数値をもとに考えてみましょう。仮に毎月の収入が20万円である人の場合、食費が毎月8万円もかかっているようであれば、その他の生活費に大きなしわよせが行きます。当然、食費を削る必要性が出てきますが、あまりに削りすぎると栄養バランスが偏り、結果として体調を崩して働けなくなったり、医療費がかさんだりするため、得策ではありません。

「食費を削ることができ、かつ、栄養バランスを崩すことなく、子どもも自分もちゃんと食事ができる方法」を見つけるのが、解決策の1つになるでしょう。

子ども食堂やフードドライブは増えてきたものの

このような、シングルマザーなどの所得層の人が置かれた厳しい状況を打開するための策として、地方公共団体やNPO法人が運営する子ども食堂(子どもやその親、および地域の人々に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する場)やフードドライブ(家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄りそれらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動)が挙げられます。

これらの活動は、シングルマザーにとって「食費を削ることができ、かつ、栄養バランスを崩すことなく、子どもも自分もちゃんと食事ができる方法」の1つではあるものの、参加者や協力者の善意によって成り立っているため「いつまで続くかわからない」のも事実です。

資金難などの理由から運営継続を断念する団体も出てきているため、完全なセーフティネットとして機能しているとは断言できません。

節約しながら社会貢献できる「トクポチ」を上手に使おう

ここまでの話をまとめると

  • 日本では「毎日、1人お茶碗1杯分のご飯を捨てている」と形容されるほど、食品ロスが深刻な問題となっている
  • あくまで平均値ではあるが、家計における食費の支出の平均値は高い水準にあり、シングルマザーなどの低所得層にとっては「いかにして食費を削りつつ、健康を保つか」が大きな課題となっている

という2つの課題が浮かび上がってきました。そして、筆者はこの課題の切り札になるかもしれないサービスを見つけたので紹介します。それが「トクポチ」です。

「トクポチ」とは?

出典:トクポチ|0円食品ありの会員制通販サイト

「トクポチ」とは簡単に言うと

「賞味期限間近」などのワケあり商品をお値打ち価格で販売している会員制の通販サイト

です。

なお、本格的なサービスの始動に先立ち、2021年5月24日の朝10時からクラウドファンディング(クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」にて公開)がスタートしています!

「会員費最大50%オフ(数量限定)」などオトクな特典など、この記事では書けない話も詳しく掲載されているので、「もっと詳しい話が知りたい」「そんなサービスがある本気で使ってみたい」という人は、以下のURLからさっそく情報をチェックしてくださいね。

→こちらからどうぞ!←

「トクポチ」のここがスゴイ!

次に、「トクポチ」のメリットとして

  • 発売から1カ月後にはタダになる
  • 会費を払えば誰でも使える

の2つを紹介しましょう。サービス紹介の動画も参考にしてくださいね。

発売から1カ月後にはタダになる

「トクポチ」の特徴として「発売開始日から時間が経てばたつほど、割引率が高くなる」ことが挙げられます。以下の図にもあるように、発売5週目(1カ月後)には商品価格が0円になるのです。

出典:トクポチ|0円食品ありの会員制通販サイト

つまり、すべて0円の商品を選ぶことも、やろうと思えば十分可能です。ただし、通販サイトである以上、食品の送料は負担する必要があります。地域によっても差がありますが、約1,300円前後で10キロの食品を送ってもらえるとのことです。

会費を払えば誰でも使える

「トクポチ」は会費さえ払えば誰でも利用することができます。なお、一般会員(月会費130円)でも利用できますが、頻繁に利用する予定があるならプレミアム会員(月会費330円)がおすすめです。一般会員より常時、更に20%大きい割引率で購入可能となります。つまり、

  • 発売1週目:市価の80%オフ
  • 発売2週目:市価の90%オフ
  • 発売3週目:市価の100%オフ(つまり0円)

で購入できるということです。

運営会社の担当者様にも話を聞いてみました!

筆者は「賞味期限切れ間近の食品を売るサービス」に以前から興味があり、いろいろと調べてきましたが、その中でも「トクポチ」は「最終的には0円で食品を買える」ということで、かなり画期的だと思いました。

「そもそも、どんな人がこんなサービスを作っているのだろう?」と思った筆者は、運営会社(株式会社STRK)の担当者・小原様にインタビューをしてみることにしました。

「人々の労働観を変えるきっかけ」にしたい

そのインタビューをもとにまとめた、小原様からのメッセージを掲載いたします。

ご存じの方も多いかと思われますが「賞味期限が近い商品を販売する」というサービスは他にもたくさんあります。そのことを考えると、私どもの「トクポチ」も、会費をもう少し高くした(例えば月額500円や1000円など)としても、会員は集まるでしょう。

しかし、その価格だと年間600万トンを超える食品ロスは無くせないと私たちは考えました。そこで「広く利用されること」を重視し、お得感を覚えていただけるよう、会費を130円もしくは330円という低価格に抑えてあります。

また、私たちは同時に「トクポチ」のサービスが「人々の労働観を変えるきっかけ」にしたいとも考えています。

ほとんどの人が「もしかしたら、食いっぱぐれるのでは?」という恐怖を抱いているはずですし、その恐怖があるからこそ、働いている人も多いはずです。しかし「食いっぱぐれる」という心配から解放されれば「働く」ということへの見方が変わると信じています。

具体的な数字を出してお話しさせてください。

例えば、一般的にお肉だと100グラム100円以下であれば、割安な印象を受けます。
しかし、トクポチだと、送料は配送先や重量によって異なるため、一例にすぎませんが、10キロのお肉が10円~13円くらいで購入できるのです。
つまり、50円程度でお腹いっぱい食べられる計算になります。

月額130円で格安な食材がコンスタントに手に入れられる状況になれば、人々の労働観も変わると信じています。つまり「嫌だけどこの仕事をする」ではなく「食べていけるのだから、好きなことで働こう」という前向きなものに変わるはずです。

もちろん、私たちも皆様と一緒に、このサービスを使っていきます。ぜひ、皆様にも「ご自身の労働観を変えるきっかけ」にしていただければ幸いです。

小原様、ありがとうございました。

なお、実際に「トクポチ」を利用したいなら、まずは2021年5月24日朝10時から始まっているクラウドファンディング(クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」内にて公開中)にぜひ参加してくださいね!

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FP 荒井 美亜

FP 荒井 美亜あらい みあ

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大学院まで行って公認会計士を目指していたものの、紆余曲折を経て今は「日本一、お金のことを楽しくわかりやすく説明できるライター兼ファイナンシャルプランナー」目指して活動中です。日本FP協会のイベントのお手伝いもしています。保有資格)日本FP協会認定AFP、FP技能検定2級、税理士会計科目合格、日商簿記検定1級、全経簿記能力検定上級、貸金業務取扱主任者試験合格

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